千古の杉・桧がうっそうと茂る秋葉山からの眺望は東海一
秋葉山本宮秋葉神社は浜松市天竜区春野町の赤石山脈の最南端天竜川の上流に位置する秋葉山(標高866m)の山頂付近にある上社と、秋葉山の南東麓にある下社の両社のことを言います。上社の山頂からの眺望は東海一とも言われ、浜松市が一望でき、天気が良いと遥か太平洋まで見渡せるため観光スポットとしても人気があります。
上社
本殿 | 頂上からの眺め |
秋葉山本宮秋葉神社の創建は、今からおよそ1300年前の和銅2年(西暦709年)と伝えられており、火防の神様として、日本全国に存在する秋葉神社の総本宮として崇敬されています。その為現在も全国各地から消防・火力発電や調理師など火を取り扱う仕事の関係者がお参りとお札を求めにやって来ます。
御鎮座1,300年記念事業の一環で作られた神門(平成17年竣工)
また、東京の有名な電気街「秋葉原」という地名の由来も秋葉神社からきていることをご存知でしたか。火災が頻発していた明治時代の東京で、現在の秋葉原の地に火災鎮護の秋葉神社が祭られたことが所以しています。(現在その秋葉神社は、台東区に遷移されています)
山頂の上社までは、麓にある下社から車で20分程で行けますが、古くからの参道を昔ながらに歩いてお参りする事も出来、下社から上社までは徒歩1時間半から2時間、標高差は約750mほどでハイキングコースとしても人気です。山中に見られる大杉は天然林を始めとし、古いものでは文明年間(1469〜1487年)に植林され育てられたものもあります。
山頂の少し下には、県内に唯一残る江戸時代の建築物である神門があり、立派な作りのこの山門から江戸時代の繁栄が偲ばれます。
ひときわ目を惹く本殿前の黄金の「幸福の鳥居」は、かつて秋葉山に建っていた幸福を象徴する黄金で造られた鳥居が近年再建されたものです。人々の幸福を望み、昔に倣って黄金の幸福の鳥居が再建されました。
また、秋葉神社には地元の人気プロサッカーチーム「ジュビロ磐田」の選手達が毎年祈願に訪れ、チームの勝利を祈る願いが込められたプレートが境内に奉納されています。
下社
秋葉山の麓、鬱蒼とした木々の中に、静かに佇む下社
秋葉神社下社から、表参道(東海自然歩道)と使って徒歩90〜120分で秋葉神社上社へ行くことができます。
秋葉神社には、「天狗の皿投げ」というちょっと変わった願掛けがあります。
素焼きのお皿に願い事を書き、的に向かって投げるのです。(投げたお皿は土に返るのでご安心を!)的は小さく、なかなか難しいですが、是非一度チャレンジを!
★<天狗の皿投げ> お皿三枚、おみくじ、お守りもついて500円
秋葉の火まつり
毎年12月15日、16日の両日には「秋葉の火まつり」が行われます。火まつりでは、秘伝の三舞(弓の舞、剣の舞、火の舞)が奉納されます。弓の舞は五穀豊穣を祈って東西南北の天に向かって矢を放ち、剣の舞は二つの剣によって罪や穢れを切り祓います。そして火の舞は神殿の奥深くに奉られている万年の御神灯から火を移した松明を振りかざして火難・水難・諸厄諸病を焼き祓います。
火への畏敬から生まれたこの祭りは、奈良時代(710~794)が起源とされ、現在の三舞になったのは鎌倉時代(1192~1333)からとのことです。
荘厳華麗で知られるその様子を一目見ようと毎年県外からもたくさんの人が訪れています。一度足を運んでみては。
http://www.akihasanhongu.jp/ (Japanese)
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ADDRESS
〒437-0693
浜松市天竜区春野町領家841
PHONE
053-985-0111
TRANSPORT
浜松駅より
[TRAIN]
遠州線
「西鹿島」下車
下社へ行くには
遠鉄バス「春野町行き」乗車後
「秋葉神社」下車 (40 min)
上社へ行くには
(10月〜1月の間は1日に1本バスが走っています。)
遠鉄バス「秋葉神社上社」乗車
2019.10.2 update
掲載日以降に、掲載内容は変更になる場合ございます。
また、掲載内容による損害等は、弊社では補償いたしかねますので、予めご了承ください。
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