年の瀬の風物詩 餅つき
独特の粘りと伸びのある食感が特徴の餅。日本では古くから正月や節句、季節の行事や祝い事のような、めでたい日に食べるものとして現代まで伝えられてきました。
今日では販売されている餅のほとんどが機械で搗かれたもので、祭事などで食べられる機会も減っています。しかし、年始に餅を食べる風習は根強く残っており、年末になると鏡餅などの数多くの餅が店頭に並びます。また、季節のイベントとして、現代でも餅つきを行う家庭や店が多くあります。
今日では販売されている餅のほとんどが機械で搗かれたもので、祭事などで食べられる機会も減っています。しかし、年始に餅を食べる風習は根強く残っており、年末になると鏡餅などの数多くの餅が店頭に並びます。また、季節のイベントとして、現代でも餅つきを行う家庭や店が多くあります。
HOW TO 餅つき
Photo : Jesse Robbins ( studio green point )
餅づくりはまず、蒸した餅米をつぶし粘りを出し、米の形を無くしていきます。そして搗いては返しを繰り返すことで、ムラのないきめの細かい餅ができあがります。餅米は、日本人が主食として食べている米とは違い、つぶしたり、搗いたりすることで強い粘りがでるのが特徴です。「返す」というのは、まんべんなく全体を搗く為にひっくり返すなどし、搗かれる面を変える作業のことをいいます。
餅を返す人を「返し手」、搗く人を「搗き手」と言い、この二人が息を合わせることが餅つきには大切です。返し手は餅がつかないようてを水で濡らしながら餅を返します。ぺたん!と心地の良い音をさせて餅を搗くには力が必要。搗き手は重い杵を餅米めがけて振り下ろします。米の形が完璧になくなり、つるりとキレイな餅になれば完成です。
ぺったんぺったんと餅を搗くリズミカルな音、それに合わせた周りのかけ声、大人の手を借りながら子供が餅を搗くその様子など、イベントに参加した多くの人が一同に楽しめるのも餅つきの魅力。美味しくて、心が温まる日本の文化です。
Photos : Jesse Robbins ( studio green point )
Location : Fuan [風杏] (Japanese)
2019.10.2 update
掲載日以降に、掲載内容は変更になる場合ございます。
また、掲載内容による損害等は、弊社では補償いたしかねますので、予めご了承ください。
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